思い出作りには良い粉骨をどう考えるか

 岡山県で墓石の文字彫りをしていた父親が亡くなった時に、妹が唐突にアクセサリ-の形で、遺骨を欲しいと言い出しました。人の死は尊厳のあるものなので、その形をいじることにも親族には抵抗感があり、妹だけが主張を下げなかったので、仏様を償却するときに骨を取り上げて粉骨という流れになりました。今思うと、骨壷ではなく、アクセサリ-として容器の中に粉骨を入れたり、陶器に加工したりして供養できるので結果的には、悪くない提案ではありました。ただ、親族の中には 粉骨行為を故人への冒涜と思う者が沢山いて、その不快感は今も拭い去れない状況にあり、妹自体は浮いた状態になってはいます。

自分で粉骨をすると、妹が言い出して、葬儀屋さんが「時間がかかるのでやめた方がよい」ということで中止はさせましたが、粉骨を専門の業者に依頼することで対応を完了しました。専門業者に依頼できたので、きれいな粉状になりましたが、その分費用が発生して、違和感がありました。もし人に、粉骨について聞かれたら、「そっとすることが可能ならばしたらよい」と答えることになるでしょう。